(Microsoftの)Codex CLIを最新GPT-4oに対応させてみた

LLM

3年前から更新が止まっていたMicrosoftのCodex CLIを、最新のGPT-4oモデルに対応させました。このツールは、ChatGPTがまだGPT-3や3.5の時代に登場したコマンドライン補助ツールです。2022年には更新が停止していますが、PowerShellで利用できる機能を持っています。

OpenAI Codex CLIはPowerShellで直接利用できません。そこで、この旧Codex CLIを最新の状態にすることで、何かに使えるような気がしたのでアップデートしてみました。

GitHub リポジトリ

Codex-CLI/README_J.md at main · catnipglitch/Codex-CLI
CLI tool that uses Codex to turn natural language commands into their Bash/ZShell/PowerShell equivalents - catnipglitch/Codex-CLI

forked from microsoft/Codex-CLI

主な変更点

  • 最新モデルへの更新: 基盤モデルをGPT-4oに変更しました(設定ファイルで変更可能)。
  • PowerShellに特化: PowerShell以外の機能は変更していません。
  • 日本語対応: 日本語での入力と表示に対応しました。
  • APIキーの安全性向上: APIキーを環境変数からのみ取得するように変更しました。
  • セッション管理: 直前のコマンド結果を踏まえた次のコマンド実行が可能です。

簡単なコマンドであれば、ChatGPTやGitHub Copilotに尋ねればすぐに回答が得られるため、必要性は低いかもしれません。しかし、このツールではセッションの内容を全て記憶しているため、前のコマンドの結果を踏まえて次のコマンドを実行できる点は、わずかながら便利だと感じています。

GitHub Copilot CLIを利用している方には不要かもしれませんが、API契約のみで利用しているPowerShellユーザーにとっては、役立つときが来るかもしれません。

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