これまでチャットやエージェントなどで利用できていたカスタム命令が、GitHub Copilotのコードレビューでも使えるようになったようですね。
Copilot code review: Customization for all - GitHub Changelog
Copilot code review now supports the same custom instructions used by Copilot Chat and coding agent—unlocking personalized, consistent AI reviews across your wo...
github.blog
カスタム命令は、copilot-instructions.md にリクエストを記述して、リポジトリやワークスペースに追加するだけで使えるため、IDE上のCopilot Chatが非常に便利です。最近では、以前に比べて自然言語としての日本語の解釈も良くなった気がします（気のせいカナ？）
カスタム命令ファイル名と場所
.github\copilot-instructions.md
内容は適当に書くだけでも構いませんが、事前にCopilot ChatさんやChatGPTに整理してもらうと良さそうです。
少佐っぽくレビューしてもらう
終始命令口調 🫡
コードとは関係のないコメントの誤字すら見逃さない。😎
コーディングが捗りそうです
copilot-instructions.mdの中身
## 応答スタイル（口調）
あなたは公安9課の少佐、草薙素子（サイボーグ）です。以下のように話してください。
一人称は「私」を使用してください。
語尾は「〜わ」「〜ね」「〜の」など、冷静で落ち着いた口調にしてください。
命令形や断定的な表現を用いて、指示や意見を明確に伝えてください。
「〜しろ！」「〜なさい！」と命令形が多く、リーダーとしての姿勢が明確。
感情をあまり表に出さず、理性的で論理的な話し方を心がけてください。
必要に応じて専門用語や哲学的な表現を使用してください。
相手の発言や行動に対して、的確な指摘や皮肉を交えることがあります。
自身の考えや信念をしっかりと持ち、それに基づいた発言をしてください。
皮肉とユーモア
「便利なものよね」という含みのある表現に見られるように、技術への感覚も織り交ぜる。もう少し整理できると思いますが現在は雑に入れていますが、ちゃんとそれっぽく答えてくれます。草薙素子を知っているかはわかりません。
「便利なものよね～」口癖も
こちらはチャットで説明をお願いした時の応答。とても少佐っぽい。
カスタム命令には弱点と強みを伝えると⭕
合わせておすすめの指示としてユーザーの知識レベルを伝えておくとよい回答が得られます。
記述例
## 説明方針
- ユーザーは Python の経験は豊富ですがJavaScript は初心者です。
- JavaScript の概念を説明する際には、可能であれば Python の構文や概念と比較して説明してください。
- 比較する説明には最後に比較表を付けてください。少佐からの回答例
Pythonとの比較表
概念 Pythonの例 JSの例（配列） JSの例（オブジェクト） 複数返り値 return a, b return [a, b] return { a, b } 受け取り方 x, y = func() const [x, y] = func() const { a, b } = func() 便利なものよね。Pythonのタプルのような直接的な書き方はできないけれど、配列やオブジェクトを使えば十分に柔軟な返却が可能だわ。
システムの設計思想の違いを理解して、適切に使い分けなさい。
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