概要
Windows Subsystem for Linux（WSL）のセットアップ手順と、日常的に使用する起動・停止操作、 Ubuntu で必須となるパッケージ更新（apt update / apt upgrade）の基礎メモ。
マイクロソフト公式に手順書がありますが、ちょっと説明不足、冗長で初心者向けでないので最小にまとめておきます。一度入れたらそれっきりなので自分もすぐに忘れてしますね。
事前準備 PowerShellを最新版に
念のためPowerShellは最新にしておきましょう。
インストール可能なディストリビューションの確認とインストール
導入できる Linux ディストリビューションを確認します。
wsl --list --online一覧に表示された名前を指定して追加インストールできます。
左のNAMEの表記をディストリビューション名として使用します。FRIENDLY NAMEではありません。
任意のディストリビューションを指定してインストールします。
wsl --install -d Ubuntu-24.04初回起動時に Linux ユーザー名とパスワードの設定が必要となります
Ubuntu のパッケージ更新
Ubuntu ではパッケージ管理システム apt を使用します。
パッケージリストの更新＆アップデート
sudo apt updateこれは「最新の更新情報（カタログ）を取得する」処理で、実際の更新はまだ行われない。
実際のアップデートを適用
sudo apt upgradeupdate で取得したリストに基づき、各パッケージを最新の状態へ更新します。
インストール済みの WSL ディストリビューションの確認
複数のディストリビューションを入れたり、停止させたりするときにディストリビューション名を確認する時はこちら
wsl --list --verbose
起動
既定のディストリビューションを起動する。（デフォルトが起動する）
wsl特定のディストリビューションを起動する場合。
wsl -d Ubuntu停止
特定のディストリビューションだけを停止する。
wsl --terminate Ubuntu-24.04Running のまま放置されているインスタンスを確実に閉じたい場合に使う。
シャットダウン
WSL 全体の仮想マシンを停止する。
wsl --shutdownメモリを保持し続ける性質があるため、作業終了後や重いアプリケーションを利用する前に実行するとWindowが安定しやすい。
ディストリビューションのデフォルト切り替える
“*”の表記がデフォルト。
使いたい側の NAME を指定して次を実行
wsl --set-default Ubuntu-24.0
参考情報
WSL 公式ドキュメント
https://learn.microsoft.com/windows/wsl/
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